児童に「給食おかわり」強要、吐くまで食べさせた教諭を処分

児童に「給食おかわり」強要、吐くまで食べさせた教諭を処分
ハフポスト日本版 2018/1/31(水) 11:39配信

給食を児童が吐くまで無理やり食べさせたなどとして、区立小学校の女性教諭(40)が戒告処分になった。東京都教育委員会が1月30日に発表した。

都教委によると、不適切な指導があったのは2014年1月31日の給食の時間。この日はたまたま欠席していた児童が多く、給食が余っている状況だった。この教諭は、教室にいた全員に「残さないでお代わりして、みんなで食べなさい」と指示した。

「もう食べられません」、ある男子児童は2杯目を食べろと突きつけられて、そう訴えた。

だが、教諭の返答は、ひとこと「食べなさい」だった。男子児童は食べきれずに、吐いてしまったという。

他にも暴言

また、この教諭は2013年〜2014年にかけて、複数の児童に暴言を繰り返していた。

宿題をやってこなかった複数の男子児童に対しては「学校に来なくていい」。教室で日直がスピーチをしたとき、誰も感想を言わなかったことに対して、その場にいた児童全員に向けて「最低だね」と言った。

この教諭は2014年には、男児児童が「鉛筆と盗った」と早合点して、その児童を問い詰めたこともあった。

女子児童が男子児童に「これは絶対、私の鉛筆だ」と言っているのを聞きつけ、この教員は何も調査もしないまま、男子児童に「盗ったんじゃないの」と発言した。男子児童は「鉛筆は拾った」と答えたという。

都教委の調査に対し、この教諭は「この子が盗ったと思い込んでしまった。決めつけるのは不適切だったと思う」と話したという。

渡辺一樹

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