<元保育士わいせつ>被告の控訴棄却「相当悪質で常習性も高く、非難は免れない」

<元保育士わいせつ>被告の控訴棄却「相当悪質で常習性も高く、非難は免れない」
河北新報 2018/2/9(金) 13:36配信

 勤務先の保育園で女児10人の体を触り、その様子を携帯電話で撮影したとして強制わいせつ罪などに問われた仙台市宮城野区幸町2丁目、元保育士の無職阿部亮太被告(28)の控訴審判決で、仙台高裁は8日、懲役15年を言い渡した仙台地裁判決を支持、被告の控訴を棄却した。

 控訴審で弁護側は「量刑は不当に重い」と訴えたが、判決は「犯行態様は相当悪質で常習性も高く、非難は免れない」と退けた。

 判決によると、被告は2015年10月〜16年10月、青葉区の保育園に勤務中、同園の当時3〜6歳の女児10人に計22回、下着を脱がせて下半身を押し付けたり、携帯電話で動画を撮影したりした。

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女子園児10人に強制わいせつ 仙台高裁は元保育士の男の訴えを棄却 二審も懲役15年
仙台放送 2018/2/8(木) 19:50配信

女子園児10人にわいせつな行為をした罪で、懲役15年の一審判決を受けた元保育士の男の控訴審で、8日、仙台高裁は男の訴えを棄却しました。

強制わいせつなどの罪で、8日、二審判決を受けたのは仙台市宮城野区幸町の元保育士、阿部亮太被告(28)です。
一審判決によりますと阿部被告は、2015年以降、勤務していた仙台市青葉区内の保育園で、当時3歳から6歳までの女子園児10人に、わいせつな行為を繰り返しました。
仙台地裁は懲役15年の判決を言い渡し、弁護側は精神鑑定を採用しなかった一審の手続きは違法などとして控訴しました。
二審は、先月の初公判で結審しました。
8日、仙台高裁の嶋原文雄裁判長は「被告は、結局悪いことと知りながら、園児たちを性欲のはけ口として犯行に及んでいて、精神鑑定を採用しなかったことに問題はない。」
今回の併合罪の上限である懲役15年の一審判決は重すぎるとは言えないとして、阿部被告の控訴を棄却しました。

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