千葉のいじめ訴訟 再発防止策で和解

千葉のいじめ訴訟 再発防止策で和解
産経新聞 2018/3/31(土) 7:55配信

 通っていた千葉市立中学校で同級生からいじめを受けたにもかかわらず、同級生も同市も責任を認めなかったとして、現在は高校2年の男子生徒(17)が同級生3人や市に計330万円の慰謝料を求めた訴訟は30日、千葉地裁で和解が成立した。原告側弁護士によると、男子生徒は、学校が今後、いじめを調査する場合、アンケート実施などのほか、当事者とみられる生徒を直接かつ継続的に観察し、聴き取り調査を慎重に行う−といった再発防止策を求めた。市側が求めに取り組むとしたことから、和解したという。

 訴状などによると、男子生徒は主に中学1、2年時の平成25、26年度、クラス内や部活動で、同級生3人に現金などを盗まれたり暴力を受けたりといういじめに遭った。精神的に追い詰められ、部活中に過呼吸で倒れるなどし、いじめが原因で退部したとしている。

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