教諭性的行為で生徒「苦痛」 金沢市に賠償命令 地裁判決 /石川
毎日新聞2018年4月11日 地方版
金沢市立の中学校に通っていた男性が、当時の担任の男性教諭から性的行為を繰り返され精神的苦痛を受けたとして、市に550万円の損害賠償を求めた訴訟で、金沢地裁(加島滋人裁判長)は市の責任を認め、330万円の支払いを命じた。判決は3月29日付。
判決で加島裁判長は「男性の部活動の顧問でもあった教諭が、指導に応じざるを得ない状況を利用し、体を触るなどの行為をエスカレートさせた」と指摘。金沢市側は「教諭個人の性的趣向によるもの」として職務との関連性を否定したが、加島裁判長は「(教諭が)職務上、男性に対する指導的、優越的立場にあった」と退けた。
金沢市教育委員会は「判決文を精査し、控訴するかを検討する」としている。【岩壁峻】
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