他大学の論文と内容酷似 専任講師が盗用認め退職 豊岡短期大
神戸新聞NEXT 2018/4/17(火) 18:40配信
豊岡短期大学(兵庫県豊岡市戸牧)は17日までに、同短大に所属する50代の専任講師が、4年前に雑誌に投稿した論文で、他人の論文を盗用する不正があった、と発表した。当該講師は不正を認め、先月末に退職したという。
不正があったのは2014年、講師が社会福祉系の学術雑誌に投稿した論文。同短大によると昨年7月、他大学から文書で「別の大学教員が過去に投稿した論文と似ている」という指摘を受けたという。
学内外のメンバーによる調査委員会が調べた結果、11年に他大学で発刊された研究紀要にある論文と、内容が酷似していると確認。講師も盗用を認めたため、先月30日、大学のホームページで発表した。
豊岡短大は「高等教育機関としてあってはならないことで誠に遺憾」とコメント。教員たちへの啓発を徹底するなどし、「再発防止に努める」とした。