保険金詐欺の中学教諭夫妻に懲役1年6月求刑 神戸
神戸新聞NEXT 2018/5/15(火) 21:45配信
交通事故の治療費名目で保険会社から保険金をだまし取ったとして、詐欺などの罪に問われた神戸市立中学校教諭の男(34)=神戸市垂水区、休職中=と、元大阪府摂津市立中学校教諭の女(33)=同、懲戒免職=の論告求刑公判が15日、神戸地裁(川上宏裁判官)であり、検察側はいずれも懲役1年6月を求刑した。
起訴状によると、2人は整骨院経営の別の男(34)=公判中=と共謀して昨年5月、女が乗用車に乗車中に遭った交通事故を巡り、別の男の整骨院で施術を受けたとする虚偽の書類を保険会社に出し、計約9万3千円を詐取したなどとされる。
検察側は「利欲的な動機」と非難し「男による提案が発端」「女も不可欠な役割を担っている」と指摘。弁護側は「2人は深く反省している。不正請求の知識はなく、主導的な役割を果たしていない」と主張した。