日大が教職員組合の団体交渉要求を拒否 「義務的な事項には該当しない」

日大が教職員組合の団体交渉要求を拒否 「義務的な事項には該当しない」
デイリースポーツ 2018/7/27(金) 11:29配信

 アメリカンフットボール部の悪質タックル事件が社会問題となった日大の教職員組合は27日、7月10日に行った田中英寿理事長宛の団体交渉の申し入れが拒否されたことを発表した。組合側は再度団体交渉を要求していくとしている。

 教職員組合は田中理事長らの辞任、職員採用における保健体育審議会出身者の優遇など不公平、不公正な仕組みの改善などを求めているが、回答期限の7月24日に人事担当の石井進常務理事から「組合の挙げる事項はいずれも、義務的な団体交渉事項には該当しないため団体交渉には応じかねる」と、回答があったという。

 組合側は「組合の提出した要求書には大学内外から5999筆の賛同署名が寄せられたほか、卒業生も独自に1036筆もの署名を集めていただいた。理事会は、こうした声に耳を傾けるべきであり、組合の要求に真摯に対応すべきです」と、主張した。

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