川口市立中いじめ 県教育長が市教委批判「生徒の立場で説明を」

川口市立中いじめ 県教育長が市教委批判「生徒の立場で説明を」
産経新聞 2018/10/20(土) 7:55配信

 川口市立中学3年の男子生徒(14)が入学当初から同級生らにいじめを受け、3回にわたり自殺未遂を図っていた問題で、小松弥生県教育長は19日の記者会見で川口市教育委員会の対応を批判した。「(川口市教委から)重大事態の経過の説明がないと保護者は言っている。生徒や保護者に寄り添い、生徒の立場に立って説明する必要がある」と述べた。

 男子生徒は平成28年9〜10月に同級生らによるいじめを苦に2回、首つり自殺を図り、29年4月にはマンションから飛び降り、現在は車いす生活を余儀なくされているという。校長がいじめと認定したのは3回目の自殺未遂後だった。

 川口市教委がいじめに関する第三者委員会を立ち上げた時期も飛び降り自殺から7カ月後で、小松教育長は「もう少し早めに生徒や保護者の訴えを真っ正面から受け止めて対応した方がよかった」と述べた。

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