部活中 女生徒の体触る 徳島県立高男性教諭を処分
徳島新聞 2018/10/24(水) 11:48配信
徳島県教委は23日、部活動の指導中に女子生徒の体を繰り返し触る不適切な行為があったとして、県立高校の男性教諭(56)を減給10分の1(6カ月)の懲戒処分にした。
県教委によると、教諭は昨年7月から今年6月までの間、顧問を務める放課後の部活動で、肩凝りや疲労を訴えるなどした女子生徒5人に対し、肩や腕をもんだり、腰や足を押したりする行為を繰り返した。現在は部活の指導を外れている。授業は行っている。
生徒の1人が校内の養護教諭に「頼んでいない時にも顧問から体を触られる」と相談して発覚。学校の調査で5人が数回から数十回体を触られたことが判明した。生徒が凝りをほぐしてもらおうと希望した例もあったが、教諭から「凝っとんか」などと声を掛け、生徒が求めていないのに肩をもむなどすることもあったという。
美馬持仁教育長は「不祥事の根絶に向けた取り組みを推進しているさなかにあって、このような事案が発生したことは誠に遺憾。県教委として重く受け止め、今後教職員の綱紀粛正の徹底に努めたい」とコメントした。