【佐賀】医学部教授“パワハラ処分”無効求める裁判
九州朝日放送 2018/11/13(火) 12:03配信
部下にパワハラをしたとして大学から懲戒処分をうけた佐賀大学医学部の教授が処分の無効などを求めた裁判が11月12日に始まり、両者の主張は真っ向から対立しました。
訴状などによりますと、佐賀大学は2017年11月パワハラ行為があったとして、医学部の女性教授を戒告処分にしました。大学側は、教授が着任したばかりの助教にパワハラ発言をしたり、外部から助教への非常勤講師の依頼を無断で断ったことが処分の理由としています。
11月12日の裁判で教授側はパワハラ発言や行為は一切無く、このままでは教授として再任されない可能性が高いと主張しました。一方佐賀大学は「懲戒処分は有効で、処分に関わらず教授は来年度以降再任しないと決定している」と争う姿勢を示しています。
大学は、2015年、教授が着任したばかりの助教に「助教は事務用品のように使い捨てが出来て、自分がその権限を持っている。」などと言ったほか、外部からの助教への非常勤講師の依頼を無断で断ったとしています。助教は、その後退職しています。