女子生徒にセクハラ…自殺した教諭の退職金審査
産経新聞 2018/11/16(金) 19:57配信
山形市内の県立進学高校の男性教諭が顧問を務める部活動の女子生徒にセクハラ行為を行ったことを受け、県退職手当審査会が16日、県庁で開かれた。審査は、県教育委員会からの諮問を受け、審査会が設置された平成21年度以来、初めての開催となった。
冒頭、審査会会長の選任案が出され、弁護士の半田稔氏が会長となり、非公開で約1時間にわたり話し合われた。終了後、県教委は報道陣に「男性教諭は(退職手当を支給しない)懲戒免職相当処分」という諮問に対し、審査会も「妥当」と答申したと説明。理由については、県、県教委ともに非公表とした。答申を踏まえ、27日開催の県教委定例会で最終決定される。
男性教諭は顧問を務める文化系クラブの複数の女子生徒にキスしたり、抱きついたりするセクハラ行為を繰り返し、一部保護者から同校に訴えがあり発覚。県教委は男性教諭を自宅謹慎にしたが自殺した。県教委も一連のセクハラ行為を把握、退職手当の支払いを一時差し止めていた。