合格発表「喜んでいたのに」前年度の番号だった
読売新聞 2018年12月07日 09時5
国保野上厚生総合病院付属看護専門学校(和歌山県紀美野町)は6日、「2019年度推薦・社会人入学試験」の合格者の受験番号を同校ホームページ上で表示した際、誤って前年度の番号を表示していたと発表した。
同校によると、受験者数は63人。6日午前9時30分、合格者20人の受験番号を表示した際、誤って前年度の合格者20人の番号を掲載。受験者の保護者らからの指摘で発覚したが、約10分間、誤った番号が表示された。同校と、国保野上厚生総合病院の敷地内に設置された掲示板には、正しい番号が記載されていた。ホームページへの掲載については、担当者が一人で行っていたという。
合格として最初に表示された20人のうち12人は実際は不合格で、同校は受験者らに謝罪。西益伸学校長補佐は「謝ることしかできない。今後はダブルチェックを徹底する」と話した。
最初は合格とされた受験者の祖母は「お年寄りの世話をする夢の出発点に立てた、と喜んでいたのに。まさか合格が覆るなんて」と声を震わせていた。