いじめ自殺の生徒の親族に頻繁に連絡 新潟県が教諭を減給1月処分

いじめ自殺の生徒の親族に頻繁に連絡 新潟県が教諭を減給1月処分
毎日新聞 2019/3/27(水) 19:45配信

 新潟県教育委員会は26日、昨年6月にいじめを受け自殺した下越地方の県立高3年の男子生徒の親族に頻繁に面会要求をして親族に心理的苦痛を与えたなどとして、下越地方の高校の50代男性教諭を減給1月(10分の1)の懲戒処分とした。

 県教委によると男性教諭は昨年7、8月、自殺した男子生徒の親族である自身の勤務校の卒業生に頻繁に電話やショートメールをし、面会を求めた。電話やメールは深夜早朝にまで及び、卒業生が心身の不調を訴えたことから8月、家族が教諭と面会したが、その際にも教諭から不適切な発言があったという。県教委はその教員の所属する高校校長も監督責任があるとして文書訓戒の処分とした。

 県教委は教諭の行動の目的や自殺した生徒のいじめとの関連性については「被害者のプライバシーに関わる」と詳細を明らかにしていない。【南茂芽育】

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