“前屈運動”中、教師に無理やり押され「ヘルニア」に…元生徒が奈良県を提訴
関西テレビ 2019/4/5(金) 19:24配信
授業中の「前屈運動」で椎間板ヘルニアとなったのは、教師から無理に背中を押されたことが原因だとして、奈良の公立高校に通っていた元生徒が、損害賠償を求める訴えを起こしました。
訴えによると、3月、県立郡山高校を卒業した神原雄大さん(18)は、去年4月、体育の授業中に身体が硬く前屈運動がうまく出来ないことを見とがめた教師から突然、背中を強く押されました。
神原さんは頭が膝につくまで押し続けられたことで腰に激痛が走り、後日、病院で椎間板ヘルニアと診断され手術を受けましたが、症状が改善せずに休学し、大学受験も断念しました。
このため、神原さんは奈良県に慰謝料など、合わせて660万円余りの支払いを求めています。
【訴えを起こした神原雄大さん】
「これから先が不安で仕方ない。僕の人生を台無しにした体育教師を許せない。元の体を返してください」
奈良県教育委員会は「訴状を見ていないので、コメントできない」としています。