バレー部顧問を書類送検=自殺の部員に暴行容疑−岩手県警

バレー部顧問を書類送検=自殺の部員に暴行容疑−岩手県警
時事通信 2019/4/8(月) 16:27配信

 岩手県立不来方高校のバレーボール部に所属する3年の男子生徒が自殺した問題で、県警が生徒への暴行容疑で顧問の男性教諭を書類送検していたことが8日、関係者への取材で分かった。
 
 生徒は昨年7月、「ミスをしたら一番怒られる」などとメモを残し自宅で自殺した。生徒の両親は顧問の行き過ぎた指導が自殺につながったと指摘。バレーボールを顔などに投げつけたなどの暴行容疑で告訴し、県警が捜査していた。

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書類送検で済むのか?

時系列で整理しますと。

2008年、岩手県立盛岡第一高のバレーボール部顧問が男子部員に暴言や暴力行為を行ったとして、元部員と両親が県と教諭に約200万円の損害賠償を求める訴訟を起こした。

2017年、盛岡地裁は教諭の一部の指導を不法行為と認め、県に慰謝料など20万円の支払いを命じた。

遺族「指導が原因」学校「落ち度ない」 岩手の高校生自殺
岩手日報 2018/9/6(木) 10:13配信
訴訟の最中、この教師は何食わぬ顔で不来方高校に転属し、そこでも生徒に対して暴言を繰り返します。
そして2018年7月、暴言に耐え兼ね、バレーボール部の男子生徒が自殺します。

不来方高校で生徒が亡くなっても、この教師は部活の指導を行ってました。

前任校の生徒から告訴され仙台高裁で係争中の男性教諭に部活動の指導を続けさせた県教委について、亡くなった生徒の父親は刑事告訴を検討開始します。

岩手県立盛岡第一高の元生徒と両親が起こした裁判で、仙台高裁は県に20万円の支払いを命じた1審盛岡地裁判決を変更、40万円の支払いを命じました。

裁判の結果が出てやっと「減給1か月」の処分です。

裁判と減給1か月は、盛岡第一高時代についてで、今回の書類送検は不来方高校で生徒を自殺まで追い込んだ暴行についてです。

しかし未だにが報じられないのな。

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