県教育長「不祥事対策の徹底を」(高知)

県教育長「不祥事対策の徹底を」
NHK 高知県 2019年04月12日 12時11分

県立学校の校長が一堂に会する会議が高知市で開かれ、教職員の不祥事が相次ぐ中、教育長が、それぞれの学校で不祥事を起こさない対策をとるよう指示しました。

県立学校長会議は、県教育委員会が年に2回開いていて、今年度初めて開かれた会議には、県立の高校や特別支援学校の校長などおよそ80人が参加しました。

昨年度、県内の学校では、覚醒剤の使用や横領など教職員による不祥事が相次ぎ、前の年度より5人多い11人の教職員が懲戒処分を受けています。

このことを踏まえて、県教育委員会の伊藤博明教育長が「昨年度は教職員の不祥事が多発し、不祥事に始まって不祥事に終わった形になった。日常的に教員どうしが指摘し合える環境を作るなど、それぞれの学校でしっかりと不祥事対策の徹底に取り組んでほしい」と述べ、各学校が主体的に不祥事を起こさない対策をとるよう指示しました。

このほか、県教育委員会は、先月設置した、学校の代表者や大学教授などの有識者でつくる委員会を、今後、毎月1回開き、不祥事を起こさない体制作りなどの具体案を、ことしの秋までに取りまとめ、不祥事の再発防止の強化に取り組む方針です。

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