沖縄修学旅行中に全生徒名簿紛失 岡山・早島の中学養護教諭、117人分
山陽新聞デジタル 2019/5/25(土) 8:33配信
早島中(岡山県早島町早島)の20代女性養護教諭が今月中旬、修学旅行先の沖縄県内で、引率した3年生全117人分の緊急連絡先などを記した名簿を紛失していたことが24日、分かった。沖縄県警に遺失届を提出しており、今のところ悪用などの報告はないという。
町教委によると、名簿には生徒の氏名、住所、緊急連絡先、体調に関する配慮事項を記載。教員用修学旅行のしおりにとじ込み、17〜19日の旅行中、引率教諭全員が所持していた。女性養護教諭は19日、伝統舞踊・エイサーの公演会場で、体調不良を訴えた生徒への対応のためリュックから取り出し、その後、座席に置いて鑑賞。終演後にしまい忘れたまま会場を後にした。
次の行き先へ向かうバスの中で紛失に気付き、連絡を受けた校長が会場へ引き返したが、既に清掃を終えていて見つからなかった。
町教委は経緯を記した文書などで保護者に謝罪し、校長と女性養護教諭を口頭で厳重注意した。徳山順子教育長は「誠に申し訳ない。個人情報の厳重な取り扱いを徹底し、再発防止に努める」としている。