担任「少女に好意があった」 中2監禁容疑、凶器も用意

担任「少女に好意があった」 中2監禁容疑、凶器も用意
朝日新聞デジタル 2019/6/27(木) 16:58配信

 群馬県高崎市内で25日、中学2年の少女が乗用車内に監禁された事件で、現行犯逮捕された私立学校教員内田慎也容疑者(27)=同県高崎市寺尾町=が「少女に好意があった」と話していることが、捜査関係者への取材でわかった。内田容疑者は少女の学級担任。県警は27日、内田容疑者をわいせつ目的略取と監禁致傷、住居侵入の疑いで送検した。

 捜査関係者によると、内田容疑者は通信販売などで入手した包丁やスタンガンなど多数の凶器をあらかじめ用意した上、担任の立場を利用して少女の家族の勤務状況などを把握。期末試験を午前中に終えて帰宅した少女しかいない時間帯を狙ったとして、犯行には計画性があったとみているという。

 捜査1課によると、内田容疑者は25日午後4時半ごろ、自宅近くの山林内にとめた車内に、県西部に住む少女を監禁した疑いがある。少女は靴を履いておらず、少女宅は家具が倒れるなど争った跡があったことから、県警は内田容疑者が少女を無理に連れ出したとみて調べている。

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「一方的に好意」車内にスタンガン…女子生徒監禁事件
読売新聞オンライン 2019/6/28(金) 11:56配信

 群馬県内の中学校の女子生徒が車に監禁された事件で、25日夕に高崎市内で車が発見された際、車内にスタンガンがあったことが捜査関係者への取材でわかった。監禁容疑で現行犯逮捕された教員(27)(高崎市)が女子生徒を脅すため事前に用意したとみられ、県警は計画性があったとみている。

 捜査関係者によると、教員は「(女子生徒に)一方的に好意を抱いていた」という趣旨の供述をしている。生徒の自宅には25日、宅配業者が訪れた後に室内に侵入しており、留守番をしていた生徒が荷物を受け取って玄関が無施錠だったタイミングを狙ったとみられる。県警は、教員が生徒の自宅の状況を確認しながら押し入る機会をうかがっていたとみている。

 県警は27日、教員を監禁致傷や住居侵入容疑で前橋地検に送検した。

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犯行にスタンガン使用か 気絶目的の可能性 女子生徒監禁容疑の教員送検 学校では保護者会
上毛新聞 2019/6/28(金) 6:06配信

 群馬県内に住む10代の女子生徒が監禁された事件で、群馬県警に監禁容疑で現行犯逮捕された高崎市寺尾町、私立学校教員の男(27)が、女子生徒を自宅から連れ去る際にスタンガンを実際に使用したとみられることが27日、捜査関係者への取材で分かった。男は気絶させる目的だったとみられる。県警は、失敗したため抵抗する女子生徒を無理やり連れ去ったとみて調べている。

◎勤務態度や学校での様子 質問相次ぐ

 捜査関係者によると、男は女子生徒の自宅に侵入し、連れ去ろうとする際に持ち込んだスタンガンを使用。気絶させようと試みたが失敗したため、抵抗する女子生徒と争い、強引に連れ去った可能性がある。

 女子生徒は首に浅い切り傷があり、目に結膜出血の症状もあった。自宅は、家具が倒れるなど争った形跡があった。

 県警は27日、住居侵入や監禁致傷などの疑いで、男を前橋地検に送検した。男は同日午前8時50分ごろ、上下灰色のスウェット姿に、はだしでサンダルを履いて高崎署を出た。捜査員に囲まれながら表情を変えることなく車に乗り込んだ。

 送検容疑は、25日午後、正当な理由なく女子生徒の自宅に侵入し、高崎市寺尾町の路上に停車中の自分の車に生徒を監禁し、けがをさせるなどした疑い。

 男が勤務する学校は27日午後6時すぎから約3時間、保護者会を開いた。校長らが謝罪し、事件の経緯や今後の生徒の心のケアなどについて説明。保護者からは男の勤務態度や学校での様子への質問が相次いだという。

 出席した保護者は「同年代の娘を預ける親として非常に心配。事件にはとても怒りを感じる」とし、別の保護者は「子どもたちの精神面が心配。早く元の学校生活に戻ってほしい」と話した。

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