保護の14歳にわいせつ容疑 福岡市の児相職員を逮捕 生徒が教諭に「複数回された」と相談
西日本新聞 2019/7/2(火) 14:00配信
福岡市こども総合相談センター(児童相談所)の一室で、一時保護していた女子生徒にわいせつな行為をしたとして、福岡県警は2日、県青少年健全育成条例違反の疑いで、センターのこども支援課職員佐藤大介容疑者(36)=同県新宮町=を逮捕した。佐藤容疑者は当時主任で、被害生徒の担当ケースワーカーを務めていた。「一切していない」と容疑を否認しているという。
逮捕容疑は2月18日夜ごろ、福岡市中央区地行浜2丁目の同センター「えがお館」の一室で、18歳未満と知りながら、当時14歳の女子中学生にわいせつな行為をした疑い。
県警によると、女子生徒は一時保護されて入所し、佐藤容疑者が面談などを担当。女子生徒が3月13日、中学の教諭に「(佐藤容疑者から)複数回わいせつな行為をされた」などと相談し、学校側が警察に連絡した。
センターによると、佐藤容疑者は2015年4月から勤務している。藤林武史センター所長は「職員が逮捕され、誠に遺憾。捜査の状況を見守りながら、把握した事実に基づき厳正に対処する」とコメントした。
センターは、常勤の弁護士を配置するなど先駆的な虐待対応で全国的に知られている。