須賀川市教委、2人停職処分 児童ク不適切事務、酒気帯び運転

須賀川市教委、2人停職処分 児童ク不適切事務、酒気帯び運転
福島民友新聞 2019/7/5(金) 12:10配信

 児童クラブの事務手続きに不適切な処理が行われたとして須賀川市教委は4日、同市教委こども課主事を停職3カ月とした。また、酒気帯び運転で自損事故を起こしたとして、こども園に勤務する嘱託の保育教諭を停職1カ月の懲戒処分とした。同日、市教委が発表した。
 市教委は市の懲戒処分規定を理由に、2人の性別、年齢を明らかにしていない。
 市教委によると、主事は2017(平成29)年10月〜18年10月、放課後児童クラブ17施設の入・退館の処理を適正に行わなかった。このため新規入館者71人分の保育料約102万円が未徴収となり、また退館処理にも漏れがあり48人分計13万円の保育料を退館後にも徴収し続けた。ひとり親世帯の約17万円の減免漏れもあった。市教委は3月末までに納付依頼や還付を行った。
 また同じ期間、4法人11施設の指定管理者への委託料約9526万円、児童クラブ館の工事代など約3819万円などの支払いにも遅延があった。主事の上司に当たる同課長は文書訓告処分を受けた。会見した市教育部長は「職員が病欠して不適切処理が発覚した。事実確認や還付などを優先して発表が7月になった」と述べた。
 保育教諭については、3月20日深夜から翌日未明にかけて飲酒し、午前3時ごろ、帰宅のため運転。コンクリートブロックに乗り上げる事故を起こし、車を放置して徒歩で帰宅。近所住民の通報で酒気帯び運転が発覚した。市教委によると、保育教諭は罰金35万円の略式命令を受け、運転免許取り消し処分となっている。

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