「腐ったミカン」発言、監督者を厳重注意 追手門学院
朝日新聞デジタル 2019/7/9(火) 16:07配信
学校法人追手門学院が2016年に開いた職員研修で、外部講師が「腐ったミカンは置いておけない」などと受講者に発言した問題で、学院は当時、管理監督責任があった理事を厳重注意したと発表した。
学院は8日、大学のホームページに川原俊明理事長名の文書を掲載。講師の発言について「決してあってはならないと認識し、研修を委託した本学院の責任を強く感じております」としたうえで、理事を厳重注意したほか、理事が月額報酬の10%を6カ月、自主返納することを明らかにした。また、「多くの皆さま方にご心配、ご不快な思いをさせましたことを心からおわび申し上げます」と謝罪した。
複数の受講者の証言などによると、学院は16年8月、職員18人を集めて5日間の研修を実施。委託先の外部講師が「あなたが一番曇っている。よどんでいる」などと各受講者に発言した。研修には、学院幹部らが入れ替わり立ち会っていた。