保護した女子中学生にわいせつ行為か、児相職員を起訴

保護した女子中学生にわいせつ行為か、児相職員を起訴
朝日新聞デジタル 2019/7/23(火) 19:03配信

 福岡市の児童相談所で、一時保護した14歳の女子中学生にわいせつな行為をさせたとして、福岡地検は23日、職員の=福岡県新宮町=を、児童福祉法違反の罪で起訴した。県警によると、容疑を否認していたが認め始めたという。

 起訴状によると、佐藤容疑者は2月18日ごろ、福岡市中央区地行浜2丁目の「市こども総合相談センター」で、女子生徒が18歳未満と知りながらわいせつな行為をさせたとされる。

 センターによると、3月上旬、女子生徒から「複数回わいせつ行為をされている」と相談があったが、聞き取りに対し、佐藤容疑者は否定。センターは佐藤容疑者を女子生徒の担当から外したが、施設での勤務は続けさせた。県警によると、少なくとも数日後、女子生徒が中学校の養護教諭に相談し、学校が県警に通報。県警の要請に応じて、女子生徒は別の施設に移されたという。

 元児相所長で、NPO法人児童虐待防止協会の津崎哲郎理事長は「事件性がはっきりしなくても、子どもの安全が第一。2人を同じ施設内に置き続けたのは適切な対応ではない」と指摘している。(島崎周)

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