2歳児に暴言“泣き声”も、保育士が「死んでしまいなさい」
TBS News i 2019/8/6(火) 19:16配信
先週、栃木県真岡市の認定こども園で明らかになった、保育士による園児への暴言問題。JNNは、その実態を示す音声を入手しました。そこには、“体罰”ともとれる内容もおさめられていました。
「なんだよ、文句あんのかよ」(30代の保育士)
「あー」(園児)
「死んでしまいなさい」(30代の保育士)
これは真岡市の認定こども園「真岡ひかり幼稚園」で、今年6月以降に録音された音声です。
「だめだから、だめだよ、ほら、ほら」(30代の保育士)
「あー」(園児)
女性保育士の強い口調に、園児が泣いているような声も聞こえます。暴言は他にも・・・
「口の中に入って死んでしまいなさい」(30代の保育士)
「死んでしまいなさい」という言葉。これは園児に歯ブラシの指導をした際、飲み込んだら危ないと考え、注意するために出た言葉なのだといいます。
「一生懸命になりすぎて、ついて来れない子に対して強く当たってしまったかなと反省は言っています。大変申し訳なかったという気持ちでおります」(真岡ひかり幼稚園 宇南山照元園長)
園は、女性保育士2人を解雇、保育補助の職員を自宅待機処分としました。園児の保護者は・・・
「大変ショックでした。そんなことをする先生には見えなかったので、保育園に行くと(子どもの)様子が変わる。いやだとか怖いとか言ったり」(保護者)
さらに問題の音声には、暴言だけでなく、体罰とも取れる内容も含まれていました。
「グリグリごっちんお願いします」(30代の保育士)
「誰ですか」(30代の保育士)
「アイツです。グリグリごっちんだよ本当に、グリグリごっちんだ」(30代の保育士)
「あー」(園児)
グリグリごっちんとは一体なんなのでしょうか。
「ちょっと“グリグリごっちん”だぞってやることがあって、体罰というよりは子どもと先生の愛着関係の中で、ただ痛い思いをさせてしまったのであれば先生は、それはごめんなさいって話は聞いています」(真岡ひかり幼稚園 宇南山照元園長)
現在、この園には、栃木県と真岡市が、立ち入り調査に入っていて、実態解明を進めています。(06日16:21)
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