「声が小さい」小学女児にグラウンド走らせ、頭たたく…監督を公式戦出場禁止

「声が小さい」小学女児にグラウンド走らせ、頭たたく…監督を公式戦出場禁止
読売新聞オンライン 2019/11/21(木) 11:40配信

 強い指導を行ったなどとして、大分県小学生バレーボール連盟(県小連)が、同県日出町の小学生女子バレーボールチームの男性監督(50歳代)を9月から6か月間、公式試合への出場を禁じる厳重注意としたことがわかった。

 チームは地域のスポーツ少年団の一つで、複数の小学校の女子児童が所属し、全国大会に出場したこともある。監督は30年以上、指導しており、現在は町立小学校の教頭を務めている。

 関係者によると、監督は6月の練習中、「声が小さい」などとして女児3人に、グラウンドを走るように指示。このうち2人にやる気がみられなかったとして、頭を軽くたたいたという。

 日本小学生バレーボール連盟(東京)の外部通報窓口に7月、情報提供があり、県小連に調査を指示。県小連は10月6日付で「体罰ではない」とする調査報告書を提出した。一方、「パワハラとみられるような強い指導を行い、チームやほかの団体にも迷惑をかけた」として、監督を厳重注意にした。

 監督は「誠心誠意やってきたが、行き過ぎた指導ととられたのかもしれない」と話した。

      ◇

 日出町内のスポーツ少年団でつくる町スポーツ少年団は22日に役員会を開き、監督への対応を協議する。

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