県工業高校生徒自殺問題…宮城県教育委員会の対応について「改善の余地がある」
仙台放送 2019/11/28(木) 12:06配信
宮城県工業高校の生徒が去年自殺した問題で、第三者委員会は、生徒の死亡後の県教育委員会の対応について「問題がある」とした上で「改善の余地がある」と指摘しました。
この問題は去年8月、県工業高校の当時1年生の男子生徒が自殺し、その後、遺族が「教師の不適切な指導が自殺の原因ではないか」などと訴えているものです。
27日の第三者委員会では、生徒の死亡後の県教育委員会の対応について話し合われました。
この際、事務局として委員会に出席している県教委の職員全員を退出させ、委員会のメンバー5人だけで協議したということです。
その結果、当時の県教委の職員の対応に「問題があり改善の余地がある」などの厳しい意見が出されたという事です。
第三者委員会では「自殺と学校の対応」との因果関係や、再発防止策などをまとめた報告書の骨子案を1月中にも完成させるとの見通しを示しました。