“担任から虐待”放置 学校は「児童に問題」と説明

“担任から虐待”放置 学校は「児童に問題」と説明
テレ朝 news 2019/12/3(火) 12:21配信

 千葉県内の小学校で男子児童が担任から「首を絞められた」などと被害を訴えた問題で、当初、学校側が母親に対して「児童の発達が幼い」などと児童に問題があるとして長期間、本格的な調査を開始しなかったことが分かりました。

 2017年、千葉県流山市の小学校で児童が担任の男性教師に水筒を壊されたり「首を絞められた」などと訴えましたが、学校側は1年半にわたって調査しませんでした。その間、学校は母親に児童に原因があると説明していました。
 児童の母親:「(学校側から)『発達が幼い』と言われたり『息子に何か問題がある』と言われたりしました」
 児童を診察した医師は、発達障害などは認められなかったとしています。
 守谷こどものこころとからだのクリニック・永吉亮院長:「学校や家での様子から、多動の傾向があると診断しました。声を掛けるだけでも落ち着く子どもはたくさんいるので、(当該の児童について)大人側の対応の仕方を変えて下さいという話をしました」
 医師によりますと、児童にはPTSD(心的外傷後ストレス障害)の症状が出ているということです。

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担任が児童の首絞めたか 学校側が訴えを1年半放置
テレ朝 news 2019/12/2(月) 11:59配信

 千葉県内の小学校で児童が担任から「首を絞められた」などと被害を訴えたものの、学校が約1年半にわたって調査せず放置していたことが分かりました。児童の両親は、速やかに調査を始める態勢づくりを自治体側に求めています。

 学校の事故報告書などによりますと、2017年、千葉県流山市の小学校で1年生の男子児童が担任の男性教師に水筒を床にたたき付けられて壊されたり、「首を絞められた」と被害を訴えました。
 被害を訴える男子児童:「先生は床に向かって水筒を持ってバーンと投げました。僕の首にこうやって絞めた。『やめて苦しい』って言ったら、先生は手を離してくれて『わざとじゃありません』『自分が悪いことするからでしょ』って」
 学校などが児童の母親の求めに応じて調査を始めたのは被害が分かってから1年半後でした。担任は水筒を壊したことは認めましたが、首を絞めたかについては「肩を持ちながら話しただけ」と否定しています。
 男子児童の母親:「(水筒は入学祝いに)祖父母からもらったすごく大切なものでした」「(Q.息子さんの様子は?)指先を血が出るくらいかんだりだとか、夜中、寝ている時に尋常じゃない声を出したり、すごく不安定な様子でした」
 児童の両親は流山市に対し、教師の体罰について被害の相談があれば速やかに調査が始まる態勢づくりなどを求めています。

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