【暴言音声】「逃走犯と一緒やで」八幡市の中学教諭が暴言…生徒は不登校になり提訴

【暴言音声】「逃走犯と一緒やで」八幡市の中学教諭が暴言…生徒は不登校になり提訴
MBSニュース 2019/12/18(水) 17:18配信

 京都府八幡市立の中学2年の男子生徒が、今年7月に教諭に恫喝されて不登校になったとして、市に約280万円の損害賠償を求める訴えを起こしました。生徒が録音したデータには教諭の暴言が録音されていました。

 訴状などによりますと、八幡市立の中学校の中学2年の男子生徒は、今年7月、図書室での言動を理由に女性教諭から廊下に出された後、担任から女性教諭に謝罪するよう指導されました。しかし、女性教諭からは「来なくていい、帰って」と言われたため、そのまま帰宅しました。

 この翌日に男子生徒は男性教諭に呼び出され、机を蹴とばされるなどしながら恫喝されたということです。

 【生徒が録音した音声データ】
(男性教諭)「おい、何してんねん。何お前ちょこんと座っとんねん、こら。」

(男性教諭)「聞いてるか言うてるんじゃ、こら、おら、お前。」
  (生徒)「触らんといて。」
(男性教諭)「触らんといてちゃうやろ、ほな立てや、立てや。立って話しせえ。この間ニュースで逃走犯出てんの知ってんのか?お前。一緒やでやってること。」
  (生徒)「一緒じゃない。」
(男性教諭)「一緒やないけ、そんなもん。」

 男子生徒は泣き出しましたが、その後も指導は約50分間続いたということです。男子生徒は、『恫喝されたことで“不安抑うつ状態”と診断されて不登校になった』として、今年11月に八幡市に対して慰謝料など約280万円を求める裁判を起こしました。

 中学校は「今回の件は大変重大な問題と受け止めているが、学校の調査結果と違う点もあるので、再度調査を行っている」とコメントしています。

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