わいせつ事件の刑事処分非公表 大阪地検「被害者が望まない」

わいせつ事件の刑事処分非公表 大阪地検「被害者が望まない」
共同通信 2019/12/27(金) 19:44配信

 大阪地検は27日、大阪府内で12月に発生した二つのわいせつ事件について、容疑者が起訴されたかどうかの刑事処分結果を「被害者が望まない」として公表しなかった。刑事処分をしたかどうかも明らかにしていない。

 非公表となったのは、拾ったスマートフォンで所有者の男性に成り済まし、男性の交際相手の10代少女を誘拐したとして、わいせつ目的誘拐容疑などで建設作業員の男(42)が逮捕された事件と、勤務する大阪府門真市の市立小で3年の女児(9)にわいせつな行為をしたとして、強制わいせつ容疑でが逮捕された事件。いずれも逮捕時は大阪府警が公表していた。

 大阪府警門真署は12日、勤務先の小学校で児童にわいせつ行為をしたとして、同府守口市馬場町、小学校講師、山脇魁斗(かいと)容疑者(26)を強制わいせつ容疑で逮捕したと発表した。
 逮捕容疑は今月6日午前8時半ごろ、勤務している同府門真市の市立小学校内の部屋に、女子児童(当時8歳)を「勉強を教える」などと言って呼び出して、床に寝かせて覆いかぶさり、下半身を押しつけるなどのわいせつ行為をしたとされる。
 同署によると、女児は「先生に嫌なことをされた」と母親に打ち明け、8日に母親が同署に被害を申告した。山脇容疑者はこの小学校に4月末から講師として勤務。「やったことには間違いありません」と容疑を認めているという。【山本真也】

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