【独自】旭川医大教授、許可得ず兼業…講演会の謝礼金など1億円超受け取る
読売新聞オンライン 2019/12/28(土) 16:52配信
北海道旭川市の旭川医大は27日、同大医学部の40歳代の男性教授が許可を得ずに兼業し、製薬会社から講演会の謝礼金などを得ていたとして、同日付で停職12か月の懲戒処分にしたと発表した。関係者によると、受け取った額は1億円以上という。
発表によると、男性教授は兼業の許可なく妻が経営する企業の役員に就任。大学教授の肩書で複数回、製薬会社などが主催する講演会で講師を務めた。製薬会社などには「(大学の)許可がある」と虚偽の説明をして、謝礼金や原稿執筆料などの報酬を、役員を務める企業へ支払わせていた。
講演活動で教授会を欠席したり、別の医師が診療業務を代行したりして大学運営に支障が出たという。同大はホームページに「誠に遺憾。再発防止に努める」とのコメントを掲載した。