認定こども園で保育士など9人が退職願 20人以上の園児が転園余儀なく 宮崎県高原町
宮崎ニュースUMK 2019/12/26(木) 19:30配信
高原町の認定こども園で、保育士など9人が退職願を提出し、少なくとも園児20人あまりが転園を迫られていることが分かりました。
高原町にある認定こども園、「光明こども園」では、保育士や事務職員9人が、今年度での退職を希望する退職願いを提出。
光明こども園は、0歳から5歳までの園児およそ60人を受け入れていますが、来年度以降は保育士が不足し、認定こども園としての運営が困難であるとして、規模を縮小し、定員20人から30人の保育園としての認可申請を行っているということです。
このため来年度以降、少なくとも20人の園児が、転園を余儀なくされる見込みです。
きょう午後、高原町役場では、光明こども園から町内6つの保育施設に経過が説明され、園児の受け入れが可能かどうか、協議が行われました。高原町では今後、園児の受け入れ先の調整を行うとともに、退職願を提出した保育士にヒアリングを行うことにしています。
光明こども園では、今回の事態について、「遺留に務めている職員や園児への配慮から、現時点でのコメントは差し控えたい」としています。
一部の保護者からは、職員の退職の背景に、ハラスメントがあったのではという声が上がっています。
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高原町の認定こども園問題「園とのトラブル否定できない」 宮崎県高原町
宮崎ニュースUMK 2019/12/27(金) 19:27配信
宮崎県高原町の認定こども園で保育士など9人が退職願を提出し、園児が来年度から転園を余儀なくされている問題です。
9人が退職する背景について、園側は 保護者説明会で、「園とのトラブルがあったことは否定できない」と 話しました。
宮崎県高原町の認定こども園「光明こども園」では、保育士と事務職員あわせて9人が今年度いっぱいでの退職願を提出。
保育士不足のため来年度から規模を縮小し、「保育園」とする認可申請を行っています。
これにより少なくとも園児20人あまりが転園を余儀なくされています。
園では今月16日と23日に保護者説明会を開き、今回の事態について謝罪しましたが、保護者からは、納得できる説明を求める声が上がりました。
(園長)
「本当に不安な気持ちにさせたことを心から謝罪させて頂きたい」
(保護者)
「9名やめるのは異常なことだと思う。」
(保護者)
「保育園とのトラブルでやめる方はいないということですか?」
(園長)
「保育園とのトラブルと言われれば・・・。そこは否定できない」
(保護者)
「職員が辞める原因を伝えるべき」
(園長)
「園側に非があるか認めるかどうかと言われたら、この現状になってしまったということに対しての心よりの謝罪という風に受け取って下さい」
また、園から職員へのパワーハラスメントがあったのではないか、との質問については…
(園長)
「パワハラまがいのことがあったかのかどうかについては、皆さんが見ていて、そのように映るかということですので、私から言える立場にはないので、それは皆さまが判断して頂ければと思います。」
宮崎県高原町では町内の保育施設と調整し、園児の受け入れ先を確保したい方針です。