神戸・教諭いじめ 加害教諭が無給処分取り消し求め審査請求 2人目
毎日新聞 2020/1/30(木) 17:52配信
神戸市立東須磨小で男性教諭が同僚教諭4人からいじめや暴行を受けた問題で、無給の分限休職処分を受けた加害側の30代男性教諭が、処分の取り消しを求めて市人事委員会に審査請求した。起訴の可能性がある職員を起訴前でも処分できるように改正された市条例の違法性を訴えている。2019年11月に別の加害側の男性教諭が審査請求しており、今回で2人目。
請求は1月29日付。請求書では、改正条例の適用に関しても「弁明の機会が与えられなかった」などと主張。教諭の代理人弁護士は「条例の改正は加害教諭を狙いうちにし、公正中立であるべき行政の原則から外れている」と話している。
問題を巡っては、市教育委員会が4人を19年10月から有給休暇扱いの自宅待機にしたことに市民から批判が集中。市は同月、職員の処分に関する条例を改正した上で、4人を分限休職処分にした。【反橋希美】