「ルール破れば体罰」と宣言、両手の拳で児童の頭を押さえて回した教諭

「ルール破れば体罰」と宣言、両手の拳で児童の頭を押さえて回した教諭
読売新聞オンライン 2020/2/26(水) 16:07配信

 和歌山市立新南小の男性教諭(46)が昨年4〜12月、担任を受け持つ6年生のクラスで日常的に体罰を繰り返し、停職6か月の処分を受けた問題で、和歌山市教委は25日、男性教諭が担任となった昨年4月、児童に対し「ルールを破れば体罰をする」と宣言していたことを明らかにした。

 市教委がこの日の市議会経済文教委員会で、市議からの質問に対して明らかにした。この問題では、教諭は約40人いるクラスの半数程度に対し、決まり事を守らなかったなどとして、両手の拳で児童の頭のこめかみ付近を押さえて回すなどの体罰を繰り返していた。

 また市教委は、問題が発覚して自宅待機を命じられていた最中の今年1月、教諭が静岡県などに旅行した写真をSNSに載せており、指導したことも明らかにした。富松淳教育長は「あまりにも行き過ぎた行動で、将来ある子どもを大切に育てるため、教員の指導を徹底したい」と陳謝した。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする