保育士18人が一斉退職 異常事態の保育所で緊急保護者会
テレビ新広島 2020/3/20(金) 12:15配信
広島市の企業が府中町や広島市で運営する3つの保育所で、保育士が今月末で一斉退職することになり、保護者に不安が広がっています。
この問題は、府中町と広島市内2カ所にある保育所「ニックストゥモローランド」で働く職員20人のうち18人が、今月末で一斉退職するというものです。
19日夜に開かれた保護者会では保育士からの書面で、職員の配置が適切でなかったことやわさびやからしが入った食事が提供されるなどずさんな保育環境が明らかにされました。
保育士側は環境改善を訴えましたが会社側はこれを受け入れず、子供の安心・安全が守られない環境では働けないというのが退職の理由だとしています。
【保護者は】
「辞めてまで伝えたかったことが無駄にならないようになってほしいのが一番」
一方、保護者会を欠席した社長は…。
【株式会社ニックス・西川吉三社長】
「誠心誠意1人1人ご家族の方とお話させていただこうと思っています。(Q自信をもって対応している?)してると思います。自信をもって…」
この問題について府中町は、「新しい保育士の目途はたっている」「保育環境を監督していく」と話しています。