2月に2件の人身事故を起こし1人死亡 小学校教諭を停職3カ月 佐賀県教委が懲戒処分
佐賀新聞 2020/3/25(水) 10:15配信
2月に交通事故を2度起こし、1人を死亡させたとして、佐賀県教育委員会は24日、伊万里市の小学校教諭の女性(23)を停職3カ月の懲戒処分にしたと発表した。停職期間は25日から6月24日まで。
県教委によると、女性教諭は2月6日午前7時5分ごろ、軽乗用車を運転中、伊万里市新天町の市道で70代男性と接触して転倒させ、左膝の骨を折るけがをさせた。2月20日午後9時ごろには、杵島郡白石町大渡の県道を横断中の80代男性をはねて死亡させた。
県教委が交通死亡事故で懲戒処分をするのは2018年3月以来。2週間に2件の人身事故を起こし、1件で被害者が死亡しているため、県教委は「死亡事故の懲戒処分ではこれまでで最も重い処分」とした。
女性教諭は県教委の聞き取りに「県民の信用を裏切ってしまったことに心から申し訳なく思っている」などと話したという。落合裕二教育長は「交通事故・違反は絶対にしない、人の命を奪うことにつながりかねないという意識を浸透させていく」というコメントを出した。