キャンプ参加の男児に性的暴行容疑、元ベビーシッターの男を再逮捕
産経新聞 2020/5/13(水) 12:09配信
キャンプに参加した男子小学生に性的暴行を加え、その様子を撮影したとして、警視庁捜査1課は13日、強制性交と児童買春・ポルノ禁止法違反(児童ポルノ製造)容疑で、住所不定、元ベビーシッター、橋本晃典容疑者(29)=別の男児への強制わいせつ容疑で逮捕、処分保留=を再逮捕した。調べに黙秘している。
再逮捕容疑は昨年6月30日午前1時ごろ、東京都内のキャンプ場のテント内で、キャンプに参加していた小学校中学年の男子児童に性的暴行を加え、その様子をスマートフォンで動画撮影したとしている。
捜査1課によると、橋本容疑者は小中学生を対象としたNPO法人主催のキャンプにボランティアで参加。犯行当時、テント内には橋本容疑者が担当していた班の児童6〜7人が寝ていたという。
橋本容疑者はキャンプ中の男子小学生2人に性的暴行を加えたとして、神奈川県警が2度にわたり強制性交容疑で逮捕。昨年11月にはシッター中に男児の体を触ったとして、警視庁が4月に強制わいせつ容疑で逮捕していた。
訪問保育中に男児(5)の下半身を触ったとして、警視庁は、東京都練馬区北町1丁目の無職橋本晃典容疑者(28)を強制わいせつの疑いで逮捕した。捜査関係者への取材でわかった。
橋本容疑者はベビー・キッズシッターと利用希望者をつなぐアプリに登録し、男児の両親から保育の依頼を受けていた。同庁は複数の子どもが性的な被害を受ける動画などを確認しているといい、橋本容疑者が同様の手口で低年齢の子どもに近づき、こうした行為を繰り返していたとみて調べる。
捜査関係者によると、橋本容疑者は昨年11月14日、東京都中央区のマンションの男児宅で、男児の下半身を触るなどした疑いがある。前日にアプリを通じ、体調が悪い男児の保育を両親から請け負ったという。
橋本容疑者は今年1月、小学5年だった別の男児に対する強制性交容疑で神奈川県警に逮捕された。当時は学習支援のボランティアとして、泊まり込みの勉強会に参加していたという。
小学生の男子児童に性的暴行を加えたとして、神奈川県警宮前署は25日、強制性交の疑いで、東京都練馬区北町の無職、橋本晃典被告(28)=別の強制性交罪で起訴=を再逮捕した。「覚えていません」と容疑を否認している。
再逮捕容疑は令和元年8月7日午前3時15分ごろから約15分間にわたって、川崎市麻生区の宿泊研修施設のトイレ内で、東京都渋谷区の小学2年の男子児童(8)に性的暴行を加えたとしている。
同署によると、男子児童は同施設で2泊3日のサマーキャンプに参加しており、橋本容疑者はキャンプを主催する団体のボランティアスタッフだった。橋本容疑者は、子供の教育を目的とした複数のボランティア団体に所属していた。
同年12月にも、ほかのキャンプに参加した小学5年の男子児童に性的暴行を加えたとして、同容疑で逮捕されていた。同署が押収した橋本容疑者の携帯電話には、児童のわいせつな画像や動画が多数残されていたといい、同署は余罪があるとみている。