「学校全体で注意怠った」顧問教師が遺族側の証人に 橿原中1女子自殺裁判

「学校全体で注意怠った」顧問教師が遺族側の証人に 橿原中1女子自殺裁判
ABCテレビ 2020/5/26(火) 18:57配信

奈良県橿原市で7年前、中学1年生の女子生徒がいじめで自殺したとして、遺族が市などを訴えた裁判で、当時の顧問の教師が遺族側の証人として出廷し、証言しました。

女子生徒は2013年3月、同級生からいじめを受けていたと訴え、マンションから飛び降りて死亡しました。母親らは、「学校側が防止する義務を怠った」などとして、市や同級生の保護者などに損害賠償を求める訴えを起こしていました。26日は、当時、部活動の顧問だった教師が遺族側の証人として出廷し「学校全体で注意深く見守ろうという話になっていなかった」と証言しました。学校側の責任を問う裁判で教師が遺族側の証人になるのは異例です。女子生徒の母親は「本当のことを知れた、一部分ではありますけど知れたことは感謝しています」と話しました。また、女子生徒の友人だった同級生も出廷し「『死にたい』と電話があったが、担任教師には相談できなかった」と証言しました。

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