教員大量解雇の橘学苑 親と教員が提訴

教員大量解雇の橘学苑 親と教員が提訴
tvkニュース(テレビ神奈川) 2020/5/25(月) 13:53配信

横浜市鶴見区の学校法人「橘学苑」が運営する中高一貫校の保護者らが、教員が大量に退職するなど学ぶ環境が不十分で在学契約に不履行があるとして、学苑側に損害賠償などを求める訴えを横浜地裁に起こしました。

訴えによりますと橘学苑は、この5年間で教員およそ100人が退職したり、野球部やサッカー部の顧問が解任されたりなど、生徒の教育に悪影響を及ぼす環境にあるとしています。 また、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う臨時休校中も十分な学習指導が行われていないなど、入学時に学苑と保護者で結んだ在学契約に不履行があると指摘。 生徒の保護者や教員など28人が学苑や学苑長らにおよそ700万円の損害賠償や、ホームページへの謝罪文の掲載などを求めています。 橘学苑はtvkの取材に対し「訴状が届いていないのでコメントは差し控える」としています。

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私立高校の大量退職で提訴、横浜 保護者ら「顧問を不当に解任」
共同通信 2020/5/25(月) 19:33配信

 非正規雇用の教員の大量退職が問題となった横浜市の橘学苑高校で、部活動の顧問を不当に解任して活動を妨げたなどとして、在校生の保護者や教員ら計28人が25日までに、運営法人や校長らに計約700万円の損害賠償を求め、横浜地裁に提訴した。

 訴状によると、法人は学校の方針に反発した教員を差別的に取り扱い、サッカー部の顧問や野球部の監督を解任。収益性の高いテニススクールのため、サッカー部のグラウンドの一部をテニスコートにする工事を断行した。解雇や雇い止めで職場環境に配慮する義務に違反したなどとしている。

 橘学苑は「訴状が届いていないのでコメントできない」としている。

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