宿題忘れた児童の頭たたく、注意聞き入れられず背中たたく 小学教諭を体罰で戒告処分

宿題忘れた児童の頭たたく、注意聞き入れられず背中たたく 小学教諭を体罰で戒告処分
神戸新聞NEXT 2020/7/22(水) 7:45配信

 兵庫県教育委員会は21日、児童に体罰を加えたとして、加古川市立小学校の60歳と52歳の男性教諭2人を戒告処分にした、と発表した。

 県教委によると、男性教諭(60)は昨年7月、宿題を忘れた6年男児に「まだできていないのか」と言いながら頭をたたいた。同11月にも他の児童と話していた5年男児の横を通る際、右手で頭をたたいたという。

 別の学校の男性教諭(52)は昨年5月下旬、授業中に後ろを向いて大声で話していた6年男児を注意したが、聞き入れられず、教科書で背中を2、3回たたくなどしたという。また、同9月には、長さ約50センチの棒で他の児童をつついた6年男児を注意し、男児が「死ね」などの暴言を吐いたため、棒を取り上げ、男児のおなかをつついたという。

 同市が昨年12月、児童生徒らを対象に行った体罰の実態把握緊急調査で判明した。教諭は2人とも体罰を認めている。

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