「あってはならない」 教諭の傷害逮捕 三重県教育長が陳謝

「あってはならない」 教諭の傷害逮捕 三重県教育長が陳謝
伊勢新聞 2020/8/27(木) 11:00配信

 三重県朝日町在住の県立朝明高校教諭(43)が長女(11)を殴るなどして傷害の疑いで県警に逮捕された問題で、県教委の木平芳定教育長は26日の県総合教育会議で「あってはならない」と陳謝した。

 木平教育長は会議冒頭で「もとより人を傷つけたりいじめたりしてはならないと教える立場の者が子どもに傷害を負わせることはあってはならない。改めて県民におわび申し上げる」と述べた。

 教諭の逮捕が続いたことを「非常に重い事態と受け止めている」とした上で「しっかりと検証し、早急に具体的な再発防止策を検討した上で実行に移し、県民の信頼確保に組織を挙げて取り組む」と説明した。

 三重県立朝明高校の男性教諭が、11歳の長女を壁に押し付け両頬を殴るなどしてケガをさせた疑いで逮捕されました。
 傷害の疑いで逮捕されたのは、県立朝明高校の教諭、西村忠重容疑者(43)です。
 警察と三重県教育委員会によりますと、西村容疑者は20日午前7時30分ごろ、自宅でピアノの練習をしていた11歳の長女に対し、「練習の仕方が気に入らない」と長女を壁に押し付けて両頬を殴るなどの暴力を加え、首の捻挫などのケガを負わせた疑いです。
 西村容疑者の妻が、長女を含む3人の子供を連れて警察に相談したことから事件が発覚しました。
 調べに対し、西村容疑者は「子どもに暴力をふるったことは間違いない。仕事や家庭にストレスが溜まっていた」と容疑を認めているということです。
 事件を受けて、三重県教育委員会の木平教育長は記者会見し「教員が子どもに傷害を負わせることはあってはならない、断じて許すことができない行為」と謝罪し、今後、詳細を確認し厳正に対処すると話しました。

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