同志社大が35人の個人情報ネットに流出 教員公募の応募者の氏名や住所

同志社大が35人の個人情報ネットに流出 教員公募の応募者の氏名や住所
京都新聞 2020/9/3(木) 21:31配信

 同志社大は3日、過去に実施した文化情報学部の教員公募の応募者計35人の氏名や住所、電話番号などが約3カ月にわたりインターネット上で誰でも見られる状態となり、個人情報が流出したと発表した。不正利用は現在確認されていないという。同大は35人全員に文書で謝罪した。

 同大によると、同学部は2020年度の教員公募の応募用エクセルファイルを、大学公式サイトに5月20日から公開。応募者はファイルをダウンロードして書式に沿って必要事項を記入しメールに添付して提出することになっていたが、ファイル内に35人の個人情報が含まれていた。

 同大の説明では、職員が応募用ファイルを作成する際、過去のファイルをコピーして書き換えたが、35人の個人情報が入っていることに気付かなかったという。8月19日に外部からの指摘で発覚。ファイルには同18日までに計342件のアクセスがあり、同大は20年度の応募者155人にはダウンロードしたファイルの削除を依頼し、ネット上のファイルも削除した。

 同大は個人情報が流出した教員公募の実施年度について「個人情報の保護のため」として明らかにしていない。

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