高知県内で教職員の不祥事相次ぎ 臨時の県立学校長会議
テレビ高知 2020/11/27(金) 19:23配信
高知県内の県立学校で相次ぐ教諭の不祥事を受けて臨時の学校長会議が開かれ、伊藤教育長は、「絶対にあってはならないことがなぜ起こるのか、今一度真剣に考えてほしい」と述べました。
県立学校の不祥事をめぐっては、今月18日、山田特別支援学校田野分校に勤務していた50代の男性教諭が、児童ポルノにあたるわいせつな動画を所持していたなどとして書類送検された後、罰金刑が確定し、停職6か月の懲戒処分に。男性教諭は今月18日付けで依願退職しています。また同じ日、同人誌を作成・販売し、利益を得ていた別の女性教諭も、戒告処分を受けました。さらに今年7月には、伊野商業高校の男性技師が、女性教職員に自分の体を触らせたり、女性の体を触ったりするわいせつ行為をしたとして、懲戒免職処分を受けています。度重なる不祥事を受けて、県教育委員会は、臨時の県立学校長会議を開きました。この中で学校長からは、教諭との距離を縮めることが大切だといった声があがりました。
「3つのワーク=フットワーク・チームワーク・ネットワークが大事。日々動き、めぐらなければいけない。(教諭に)嫌がられても話を聞き、余計なことも言い、言いにくいことも言ってもらいやすい状況を作る中で、『おや?』と思うことがあれば、それがレスポンスだと思う。」(高知西高校 校長)
県立学校以外に、今年県内の小中学校でも、盗撮などの不祥事が起きていて、先日、市町村教育長会議が開かれています。県教育委員会によりますと、昨年度までの10年間で、合わせて68人の教職員が処分を受けているということです。