教員免許失効の6人、北海道でも官報に掲載せず…わいせつ行為などで懲戒免職
読売新聞オンライン 2020/12/4(金) 22:14配信
北海道教育委員会は4日、過去にわいせつ行為などで懲戒免職となり、教員免許が失効した公立学校の教員6人について、失効情報を官報に掲載していなかったと発表した。文部科学省によると、官報への不掲載が判明したのは沖縄県に続いて全国2例目。
道教委によると、6人は2011年度または15年度に懲戒免職処分を受けていた。いずれも男性教員で、うち5人は女子生徒へのキスや、女性のスカートの中を撮影するなどのわいせつ事案で処分された。残る1人は通貨の偽造・使用で懲戒免職となった。
教員免許法は、教員免許が失効した教員の氏名などを教委が官報に公告するよう定めている。6人の不掲載について、道教委の松本邦由・教職員局長は「担当職員への指導や確認作業が不十分だった」と陳謝した。教員免許は失効しても原則3年で再取得できる。道教委によると、不掲載の6人は道内では教員としては再び採用されていないが、道外での採用状況については把握していないという。