母の職場でクラスター、子の受診拒否 旭川医科大学長を提訴 旭川簡裁
時事通信 2020/12/28(月) 14:32配信
新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生した病院に母親が勤務していることを理由に息子の受診を拒んだのは不当だとして、父親が旭川医科大病院(北海道旭川市)を運営する同大の吉田晃敏学長を相手取り、30万円の損害賠償を求めて旭川簡裁に提訴したことが28日、分かった。
訴状によると、息子は11月24日に同病院の受診を予約していたが、母親がクラスターが発生した病院で勤務していることを理由に断られた。PCR検査の結果、母親は陰性で、クラスターが発生した病室では勤務しておらず、濃厚接触者でもなかった。
旭川医科大は「弁護士と協議の上、訴訟で主張を明らかにする」としている。