“病院長解任”騒動で増加…コロナ対応めぐり旭川医大学長解任求める署名1000人分超
北海道ニュースUHB 2021/1/29(金) 11:50配信
旭川医科大学の学長が、新型コロナウイルスが確認された市内の医療機関をめぐり「無くなるしかない」などと発言したことが不適切だとして、大学の元助教授ら有志グループが始めた学長の解任を求めて始めた署名運動で、開始から10日間で1000人を超えました。
旭川医大の元助教授・水元俊裕医師が代表を務める有志グループでは、新型コロナウイルスのクラスターが確認された北海道旭川市の吉田病院をめぐり、旭川医大の吉田晃敏学長が「あの病院(吉田病院)がなくなるしかない」、「ぐじゅぐじゅとコロナをまき散らして」と中傷したことなどを問題視。
吉田学長が旭川医大のトップにいることが、地域医療の拠点としての役割を果たせず、地域住民にとって不利益になるとして署名運動を始めていました。
有志グループによりますと1月18日から始めた旭川医大の吉田晃敏学長の解任を求める署名運動は1月28日、開始から10日で1000人を超える署名が集まったということです。
署名は、新型コロナウイルス患者の受け入れなどをめぐって古川博之前病院長が25日付で解任されて以降、道内外の医療関係者などから増えてきたとしています。
署名は3月ごろまでに1万人以上を目指し、文科相などに提出する方針です。
この発言をめぐっては吉田学長が26日会見を開き、「吉田病院がなくなれば良いといったのは、吉田病院のコロナウイルスはなくなれば良いという意味でそれを切り取られてしまった」と説明しています。