学校の楽器、無断売却 菊池女子高の吹奏楽部元指導者に罰金50万円

学校の楽器、無断売却 菊池女子高の吹奏楽部元指導者に罰金50万円
熊本日日新聞 2021/2/7(日) 19:19配信

 学校の楽器をオークションサイトで無断売却したとして、熊本区検は窃盗罪で、菊池市の菊池女子高吹奏楽部の音楽監督だった元小学校教諭の男性(65)=合志市=を略式起訴し、熊本簡裁が罰金50万円の略式命令を出したことが7日、分かった。

 男性は長年、各地の小学校で合奏部やオーケストラ部を指導。県や九州の各コンクールでの金賞獲得や全国大会に出場させ、指導力が評価されていた。

 起訴は1月7日付、命令は同12日付。関係者によると、男性は小学校を定年退職後の2016年4月から菊池女子高を指導。退任後の20年4月、学校の点検でチューバ(約20万円)がなくなっていた。その後の調査で男性による無断売却が発覚し、同校が菊池署に被害届を出していた。

 男性は熊本日日新聞の取材に「売ったのは事実で、反省している。売上金の約8万円はコーチの謝礼やガソリン代に充てた」と説明している。罰金は既に納付したという。(植木泰士、木村恭士、中島忠道)

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