県教委、体罰の中学教諭を減給(山形)

県教委、体罰の中学教諭を減給
山形新聞 2021/2/16(火) 12:53配信

 県教育委員会は15日、部活動の指導で生徒に体罰をしたり暴言を吐いたりしたとして、村山地方の中学校の50代男性教諭を減給10分の1(1カ月)の懲戒処分にしたと発表した。ほかに生徒を平手でたたいた村山地方の別の中学校の50代男性教諭を文書訓告とした。いずれも処分は15日付。

 県教委によると、部活動中に体罰をした男性教諭は顧問だった2017年1月ごろから18年11月ごろまでの間、練習中などにミスをしたり指示通りに動けなかったりした生徒5人に対して、1人は側頭部を平手でたたき、もう1人は体育館の床に約1時間にわたって正座させた。ほかの3人には腹や胸の皮膚を強くつまんで引き寄せるなどした。他に複数の生徒に「ばか」や「ちび」の暴言を繰り返すなどした。

 18年11月上旬には守備体勢の指導で、生徒の頭を手で上にそらせた際に首を捻挫させるけがをさせた。このけがの際に保護者が学校に問い合わせをし、一連の問題が発覚した。警察にも訴えられたが、不起訴処分になったという。県教委の調査に「うまくなってほしいとの思いが強かった。大変申し訳ないことをした」と反省しているという。

 もう1人の50代男性教諭は昨年11月中旬の授業中、生徒が定規で日光を反射させるいたずらをしていたことを注意した際、自分がやったことを認めなかったため、平手で頬を1度たたいた。

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