亀井元教授、詐欺罪で3度目の起訴 三重大病院汚職事件
CBCテレビ 2021/2/27(土) 7:16配信
三重大学病院を巡る一連の汚職事件で、津地検は26日、元教授の男を詐欺罪で起訴しました。
起訴状などによりますと、三重大学病院臨床麻酔部の元教授・亀井政孝被告は、既に起訴されている元准教授の男と共謀し、手術の際に不整脈を抑える薬について、実際には使用していないにも関わらず投与したかのように偽って、2年前から14回に渡って診療報酬を不正に請求し、81万円余りを騙し取った詐欺の罪に問われています。
亀井被告は別の医療機器を巡る汚職事件でもそれぞれ第三者供賄の罪で起訴されていて、これで起訴は3度目です。
今回の起訴はこの件について
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薬剤の発注をめぐる贈収賄事件で逮捕された三重大病院の元教授が、詐欺の疑いでも再逮捕されました。
再逮捕されたのは、三重大学附属病院の臨床麻酔部の元教授・亀井政孝容疑者(54)です。
津地検によりますと、亀井容疑者は2019年9月から去年3月にかけ、部下だった元准教授の境倫宏被告(48)と共謀し、実際には使っていない薬剤を手術の際に使用したようにカルテを改ざんし、患者60人分、計約80万円の診療報酬をだまし取った疑いが持たれています。
津地検は亀井容疑者の認否を明らかにしていません。
亀井容疑者は小野薬品工業の社員の男2人から、薬剤を多数発注する見返りに大学の口座に200万円を入金させた第三者供賄の罪でも、17日起訴されています。