「研究が忙しい」大学准教授、10回催促受けてもオンライン授業せず…戒告処分
読売新聞オンライン 2021/3/4(木) 8:26配信
大学のオンライン授業をしなかったとして、九州工業大は3日、同大大学院情報工学研究院に所属する男性准教授(60歳代)を戒告の懲戒処分にした。
発表では、准教授は昨年4〜9月、同大情報工学部で担当していた5回分の授業をしなかったという。新型コロナウイルスの影響で授業はオンラインで行われる予定だった。
昨年9月に学生からの指摘で発覚。別の教員が准教授に10回ほど催促したが開講しなかったため、別の教員が授業を代行した。学生の単位取得に影響はないという。准教授は大学側の聞き取りに対し、「自分の研究が忙しくて授業ができなかった」と話しているという。同大は「再発防止に努める」としている。