高校のテストで「クラスター発生した病院の自治体名は?」…不適切として謝罪

高校のテストで「クラスター発生した病院の自治体名は?」…不適切として謝罪
読売新聞オンライン 2021/3/13(土) 6:46配信

 青森県五所川原市の県立五所川原高校が今年2月の定期試験で、新型コロナウイルスのクラスター(感染集団)が発生した病院の自治体名を尋ねる問題を出し、不適切だったとして生徒や保護者らに謝罪していたことが、わかった。

 同校によると、問題は2月15日に行われた現代社会の定期試験に出題され、1年生約200人が受験した。

 試験後の18日、保護者から県教育委員会に内容を疑問視する連絡があった。中村佐校長が、問題を作成した教師に尋ねたところ、「時事問題に関心を持ってもらおうとして出題した」と答えたという。

 同校は、生徒を通じて1年生の保護者らに謝罪文を配布したほか、今月12日に臨時の全校集会を開き、生徒らに経緯を説明して謝罪した。同校は再発防止のため、同一教科の教師間で問題の点検を強化する。

 中村校長は取材に対し、「医療従事者や当該地域の方への配慮を欠いた設問だった。深くおわび申し上げる」と述べた。

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