部活高2死亡「強豪校」重圧に追い詰められ…勝てば「まぐれ」敗北は「責任」

部活高2死亡「強豪校」重圧に追い詰められ…勝てば「まぐれ」敗北は「責任」
琉球新報 2021/3/22(月) 18:13配信

 部活主将で自殺した高2男子生徒が通っていた沖縄県立コザ高校は、県高校総体の総合成績で10連覇中の「部活強豪校」だった。第三者調査チームは19日に公表した報告書で、「『勝ち続けなければならない』という重圧」が生徒や顧問のストレス要因になったと指摘する。

 同校のスローガンは「文武躍動」。高校総体連覇と学力向上を目標に掲げる人気校でもあるが、一方で「勝てない部活を心ない言葉で非難する教員もいた」と関係者は証言する。生徒は勝てない時には責任を追及され、勝っても「まぐれ勝ち」と突き放されることもあった。

 生徒にとって最後の大会となった昨年九州大会。好成績を収めたにもかかわらず、顧問は賞状を持ち帰ったまま生徒に渡さなかった。顧問が持参したのは通夜だったという。
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 さまざまな団体や組織が子どもや若者らの悩み相談に電話などで応じている。主な窓口は次の通り。
▽チャイルドライン
 (0120)997777
▽子どもの人権110番 
 (0120)007110
▽24時間子供SOSダイヤル
 (0120)078310
▽日本いのちの電話連盟
 (0570)783556
▽沖縄いのちの電話 
 098(888)4343
▽NPO法人BONDプロジェクト
 070(6648)8318

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